| モットー : | 私にとって真理であるような真理を発見し、そのために生き、 また死にたいと思うようなイデーを発見することが必要なのだ。 (s.kierkegaard 『死に至る病』) |
本当の自分らしさについて、僕はずっと考えていました。
そして、ひとつの答えを見つけました。
そのとき僕は、"生まれながらの男性"として振る舞い、生きることを選択しました。
しかし、"生まれながらの男性"として、本当の自分を隠していくことが、本当の自分らしさであるのか、
ずっと考え続けていました。
そして僕は、またひとつの答えを見つけることができました。
過去を隠すのはやめて、ありのままに、僕らしさを貫きます。
そして、カミングアウトし続けます。
僕の中にある、【自分らしさ】というベクトル。
僕は、それが、【男らしさ】と同じ方向を向いていると思っていた。
だけどそれは、性自認とか振る舞いとか、そういう部分。
よく考えれば、同じ方向を向いていない部分もあった。
今までは、それを無理矢理、乗せることしか考えていなかった。
過去を捨てて。
友達も捨てて。
性別適合手術をして。
戸籍を"男性"に変えて。
たしかに、自分は男性だと思う。
自分の肉体に違和感がある。
だけど、これが、僕だ。
違和感があっても、嫌な部分があっても、それが、苦しくても。
それでも、僕は僕。
僕は、染色体XX。
赤いランドセルをしょってた。
制服でスカートをはいてた。
戸籍には、"女"って書いてある。
ペニスがない。
全部、僕。
変えられないし、切り離すことも出来ない。
これが、僕だから。
性同一性障害であるということも、僕という人間をかたち作っている、要素のひとつだから。
僕という人間、"西野明樹"には、性同一性障害という特性がある。
これが、本当の僕らしさ。自分らしさ。
だから、このまま生きていこうと思う。
男性であることに固執せずに。
僕にしか歩めない。僕だから歩める。
そんな人生を突っ走って、笑っていたいと思う。
僕らしく、カッコよく、この生き様を見せ付けて、輝いていたい。
そして、今の僕があるのは、当事者であることをカミングアウトしたそれぞれの相手が、
それぞれのやり方で、僕を受け入れてくれたからです。
性同一性障害という言葉も知らずに、必死に女性らしさを演じていた苦しみを突き抜けて、
ありのままに生きることの出来る、歓喜へ。
その過程で、いくつものあたたかさに触れました。あたたかい言葉に、涙しました。
今、僕は、たくさんたくさん、笑っています。
僕は、みんなで笑い合いたい。当事者とか非当事者とか関係なく。
たくさんの人に出会い、当たり前のように生きている僕を知ってもらいたい。
GIDであることが、特別なことじゃなくなるように。そして、みんなで、笑い合いたい。
たくさんの笑顔に出会うため、自分自身が笑顔でいるために、頑張っていきたいと思います。

![NPO法人GIDmedia[ジ-・アイ・ディ- メディア]は性同一性障害に関する講演(講演会、勉強会)及びイベント・交流会の開催を主な活動としています。](http://gidmedia.org/img/description.jpg)




